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【あるものでまかなう生活】使い切るためにやっていること<食品編>

あるのにつくってしまう理由が分かる

食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんの本「あるものでまかなう生活」。在庫があるのに、売れるか分からないのに、それでもつくって売ってしまう要因となっている食品業界ルールや食品を無駄にしない、モノを使い切るための提案などが書かれています。

母が戦争を経験した世代のせいか、私は子どもの頃から最後まで食べ切る、使い切ることを教えられてきたので、同年代の人よりは“あるものでまかなう” “無駄にしない”ができていると思います。

でも、できない日もあって、理由はだいたいが「忙しくて余裕がない」時。時間的にというよりも、気持ちに余裕がない時に、食べ物の消費期限が過ぎて無駄にしてしまったりしてしまいます。

そこで、この夏は在宅時間も長いので、改めて“あるものでまかなう”を徹底しようと決め、取り組み中です。

あるものでまかなう生活 表紙
あるものでまかなう生活 日本経済新聞出版社

食べ切る、使い切るを実践中

まず取り組んだのは食品。賞味期限が切れているようなもの(過ぎても問題ないもの)、この先も食べることがなさそうなものを食べ切ることからやっています。

【この夏、使い切った食品】

  • 乾物(切昆布、切り干し大根、高野豆腐)
  • スティックシュガー
  • 寒天
  • ホームベーカリー用に買った強力粉
  • 冷蔵庫に入れっぱなしだったバナナ
  • ホットケーキ用のチョコソース
  • どくだみ茶のティーバック(残り数パックあり)

乾物はレシピサイトで検索して副菜を作り、使い切りました。スティックシュガーは寒天でフルーツゼリーを作るときに使用。強力粉はせっせと食パンを焼き、今日はチョコソースを入れてチョコパンにしてみました。バナナはパウンドケーキやアイスクリームに使い、子どもたちも喜んでくれました。

どくだみ茶はポットに水出ししていますが、暑い日が続くのでどんどんなくなっています。

あとは冷蔵庫の中を常に整理して、あるものでどうにか1食作れないかを考え、なるべく買い物に行かないようにするようにしています。

今日の昼も冷蔵庫に肉も魚もない状態でしたが、消費期限間近の卵と賞味期限切れの粉チーズがあったので、使いかけのコンビーフ、野菜を使ってオムレツにして1食しのぎました。

“あるものでまかなう”ために必要な2つのこと

こうやって過ごしていると、「あるものでまかなう」ために必要なのは「見える化」だと感じます。冷蔵庫の中や食品を置いてある棚の中を見やすくして、常に何があるか、早く食べた方がいいものはどれかを分かりやすくしています。

でも、冷蔵庫の中がごちゃごちゃしてきて、隠れていた食品の消費期限が過ぎてしまったり、だぶって買ってしまったりする時があります。それもやっぱり「忙しくて余裕がない」時なので、わが家的には食品ロスを出さないために一番大切なのは心の余裕だなと思っています。

もう1つ必要なことは必要になった時にすぐ買うのではなく、「なくてもできないか」を考えることです。

よくやるのが、レシピを見ていて家にない調味料、めったに使わない調味料が出てきた時に買わずに、代用できる方法をネットで探すことです。「ナンプラー 代用」みたいな感じで検索すると、だいたい解決できます。

最近やったのは、ホームベーカリーでパンを焼くのにスキムミルクが足りなくなり、強力粉を使い切るためにまたスキムミルクを買うのは嫌だなと思って検索。スキムミルクを使わないレシピを見つけて焼いてみたところ、問題なく美味しく作れました。

こんな感じで食材を使い切る、本当に必要になるまで買わないを心がけていると、食べ物を無駄にしない、冷蔵庫もすっきり、食費もかからない、と良いスパイラルが続いていきます。

調味料を皿に盛る
お寿司やお刺身に(必要以上に)ついてくるしょうゆ、わさびは見やすい器にまとめてすぐ使えるように。賞味期限の古いものから使えるように、新しいものは輪ゴムで束ねておきます