この夏、今まで夫婦の仕事部屋として使っていた約7畳のスペースを子ども2人の部屋にして、長男が使っていたキッチン脇の3畳の部屋を仕事部屋にしました。
当然、狭くなったので、本を置くスペースを1ヵ所に決め、そこからあふれる分は手放すことにしました。
その作業をしていて気づいたことがあります。それは「コンプレックスがモノを増やす」ということです。
不要になった本の共通点とは?
ずいぶん前に買ったのにあまり読まずにいる本を手放そうと思ったのですが、ジャンルが
・料理
・手芸
・メイク
ばかりでした。
私の料理は決しておいしくないということはない、いやおいしいと思うのですが(笑)、まわりに料理上手な友達が多いことから、人が来た時にさっと料理を出せたり、手作りのケーキを作れたりする人に憧れがあるんですね。
手芸も同じ。布を見て何を作るか考えるところまでは好きなのですが、実際に縫う作業は苦手です。でも、いつか作れるようになりたいという気持ちがあって、手芸関係の本をつい買ってしまっていた時期がありました。
メイクは本当にやり方に自信がない上に、年を重ねるにつれ、シワだのほうれい線だの気になる年になったことから、つい買ってしまいます。
でも、料理はネットで調べることが多いし、ケーキはお店のものがおいしいし、子どもが手作りの服を着てくれるような時期も過ぎてしまったし、メイクは詳しい人にアドバイスしてもらった方が早い、と割り切れるようになり、まとめて手放しました。
通信教育やダイエットグッズも処分
そういえばこの夏は、数年前に受講したのに1度もやらなかったペン習字のテキストやダイエットグッズも処分しました。これも字が下手、太っているというコンプレックスからきた買い物です。
こうした“コンプレックスから買ってしまったもの”は結局、活用できず、それを見るたびに使っていない、できていない罪悪感を感じてしまうのもよくないです。
今思うと、30代のフリーランスで仕事をしていた頃は、すごくたくさん服を買っていました。50歳に近づいた今では、それが自信のなさからきていたものだと分かります。
長年、少しずつ家のものを片づけている私ですが、いずれは使っているもの、自分が本当に好きで大切に持っていたいものだけに厳選したいと思っています。