小さな頃の“戦利品”を手放すことに
外出自粛期間中、ひたすら片づけをしていたわが家ですが、今回の片づけでは「そこにあるのが当たり前で、気にしていなかったモノ」にも目を向けました。
その1つが子どもたちが小さい頃集めた松ぼっくりやどんぐり、貝殻や石などです。洗濯する時にポケットに石が入っていた頃がなつかしい…。
公園や保育園で拾い集めたものは子どもにとっては宝物。わが家ではカゴやグラスに入れて玄関に飾っていました。
今回、これらを置いていた棚の上をスッキリさせたのをきっかけに、子どもたちにもどうしたいか聞いた結果、手放すことに。
捨てるのは簡単ですが、せっかくずっと置いていたのでゴミにしたくないと思い、処分方法を探しました。
集めたどんぐりがクマのエサに!
まず、石や貝殻は家の砂利の部分に置きました。
どんぐりは、以前、北海道の「のぼりべつクマ牧場」で、クマたちのためにどんぐりを集めているというニュースを見たことがあり、調べてみました。
※2019年までの情報です。今年はコロナの影響もあるので、事前に公式サイトなどでご確認を。
■のぼりべつクマ牧場の「どんぐり割引」
昨年の情報ですが、持ち込んだどんぐりの量で入場料が割引になり、集まったどんぐりはクマたちが食べるそうです。
割引と関係なく、郵送する人もいるそうです。
■横浜市・野毛山動物園「どんぐりポスト」
園内にどんぐりの木がたくさんあり、拾ったどんぐりを入れることができるポストを設置。郵送も可能なようです。
集まったどんぐりは、園内のニホンツキノワグマやフサオマキザルなどの餌になるそう。
ちなみに野毛山動物公園、30年ぐらい前に横浜在住の友達と行った思い出があります。入場料無料でびっくりしたのですが、調べてみたら現在も無料でした!(2020年6月11日日開園予定)
■横浜市・入船公園「どんぐりポスト」
こちらは公園外からの持ち込みや郵送を受け付けているかは不明でしたが、どんぐりを集めて野毛山動物園に送る活動をしている公園がありました。
横浜市内には、他にも同じような形でどんぐりポストを設置している公園がいくつかあります。
わが家の息子たち、動物園が大好きなので、今年の情報が発表されたら確認したいと思います。
[参考記事]
集めたどんぐりを貯金できる!?
どんぐりの回収について調べていたら、すごくステキな取り組みを発見!
ショッピングセンターに入っている、ジブリグッズなどを扱うショップ「どんぐり共和国」を運営するベネリック株式会社の「どんぐり銀行」です。
集めたどんぐりを、「どんぐり共和国」ショップ併設の「どんぐり出張所」に持って行くと、数に応じてポイントが貯まり、「どんぐり銀行通帳」が発行してもらえます。
そして、「払い戻し」として、どんぐり100個分のポイントに対して苗木1本と交換できるのです。
しかも苗木は自分で受け取ることもできるし、四国の水源となる西日本最大級の「早明浦ダム」がある大川村に植樹してもらうこともできるそうです。
但し、貯められるどんぐりは新鮮なものに限るので、何年も経っているわが家のどんぐりでは残念ながらダメでした。
公園で息子と一緒にどんぐりを集めていた頃に知ってたら、どんぐり銀行を利用したかったなあ。
松ぼっくりは友人宅で大活躍
続いて松ぼっくりは、すぐに行き先が決まりました。
夫の建築士仲間のHさんのブログを見ていたら、お宅の薪ストーブに着火する際、松ぼっくりが着火材として使えるとのこと。
松ぼっくりがじわじわ燃えて、次第に火が薪に燃え移っていくそうです。知りませんでした。
ちょうど会う機会があったので、薪になるDIYの端材と一緒に託しました。
後で聞いたら、乾燥した松ぼっくりほど火がつきやすいらしく、長年、飾ってあった松ぼっくりは最適だったようです(今、高校生の長男が保育園の頃に集めたものも入っていますから、相当乾燥していたはず!)
薪ストーブだけでなく、キャンプでも使えるそうなので、身近に薪ストーブユーザーやキャンパーがいたら聞いてみるといいかもしれません。
調べてみると、どんぐりや松ぼっくりもムダにしない方法があるんだなあと。特に松ぼっくりは役に立ったみたいなので本当によかったです。
子どもたちが大切にしていたものが、こんなふうに役立つのはうれしいことです。