“一生モノ”に憧れる
昔から雑誌などで「私の愛用品」「一生モノ」のような記事があると、つい読んでしまいます。
家具、インテリア小物、洋服、靴など、1つのものを長く使い続ける生活に憧れます。
でも、実際はなかなか難しいです。特に洋服については、いいものを長く着たいと思って、高価な服(ハイブランドではない)を買ってみたこともありますが、形が古くさく感じたり、体型の変化に合わなかったり、生地が傷んでしまったり。
しかも、高価じゃない服のほうが、10年以上着ていたりして。
色々買ってみて、“服は消耗品”という結論にたどり着きました。
じゃあ、うちにあるもので、家具以外で一番長く使っているものがなんだろうと考えてみたら、ゴミ箱でした。
六本木の「リビングモチーフ」というお店で買いました。
結婚したときに買ったものなので、25年近く使っています。
ずっと使っているモノの共通点
今だったら「100均で買った?」と聞かれちゃいそうですが、当時、カラフルなプラスチックのグッズは珍しかったし、フランフランもニトリも今のようにあちこちにはなく、IKEAなんて日本にありませんでした。
今は大きなサイズ(青)は、洗濯物入れにしていますが、約25年間、ずっと使い続けています。
最近、大片づけで、家のほぼすべてのものを見直して気づいたのですが、ずっと使い続けているものは、結婚当初に買ったものが多いのです。
なぜかと考えてみると、
- ショップ巡りをくり返す中で、色々なものを見た中から選んでいる。
- すぐに買わずに、何回かお店に通って見てから買っている。
- 値段に魅かれて買ったものではない。むしろ高くても、すごく考えた末に買っている。
など、要はすごく気に入って買ったものだからではないかと。
逆に使わなくなってしまったものを見てみると、衝動買いはしていないつもりでも、買うまでの決断が早いのかもしれません。
特に子どもが生まれてからは、何度もお店に行くことができないため、自分ではじっくり見ているつもりでも、モノに惚れ込んで買う、ということがなくなっているんだなと改めて気づきました。
子どもたちも大きくなって、また時間も増えてきたので、また、じっくり探して買うという過程を楽しみたいと思います。