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マンションにするか、小さな一戸建てにするか?

新年ということで、家の購入について考えている方も多いと思います。

以前、ある記事にマンションと一戸建てどっちがいい?というような比較が載っていました。

それを見て、自分たちが家を建てる時、「マンションを買うように、一戸建てを建てよう」というコンセプトがあったことを思い出しました(すっかり忘れていました…)。

どういうことかというと、私が住んでいる地域では

「住みたい地域ではマンションを買う予算しかないから、少し不便なところで一戸建てにする」

「便利な地域では家のサイズが小さくなってしまうから、少し駅から離れた地域で一戸建てを建てる」

という考え方が主流でした。

でも、そういう考え方で一戸建てや地域をあきらめるのではなく、住みたい地域で、マンションの予算・広さで一戸建てを建てればいいのではないかと。

それで駅から徒歩圏の土地を探し、小さな家を建てたというわけです。

(ただ、この考え方は地域によっては、あてはまらないかもしれません。また、都心では最近、マンションの値上がりがすごく、一戸建てを建てる人が増えているという記事も読みました)

わが家の延べ床面積は79㎡弱。階段なども含むので、広さ的には3LDKのファミリータイプのマンションに近いと思います。

そこで、小さな家に17年住んでみた私が考える、マンション、小さな家のよい点、大変な点をそれぞれ書いてみたいと思います。ちなみに私も夫も実家はマンションです。

マンションのよい所

  1. なんといっても冬、暖かい。(これはマンションが鉄筋コンクリート造だからというよりも、上下左右に家があることが大きいそうです)。
  2. 外壁やベランダなどのメンテナンスを自分でやらなくてよい。
  3. 今どきのマンションでは、ゴミを24時間出せたり、宅配ボックスがあったりと、生活上、便利な点が多い。
  4. 新しいマンションなら段差が少なく、高齢になった時に転倒などの心配が少ない。
  5. 将来、売りやすい。

 マンションの大変な所

  1. 修繕補修費、駐車場・駐輪場代などが必要。特に修繕補修費は入居後、変更になる場合がある。
  2. 自分に必要がないと思った修繕でも、全体で決められたらやらなくてはいけない。
  3. 給湯器など室内の設備であっても、決められたタイプを選ばなければいけない場合がある(=高い)。
  4. リフォームする時に制限がある(一戸建てほど自由にできない)。

 小さな1戸建てのよい所

  1. 窓が多くて明るい。天窓がある場合は特に。
  2. 自由にリフォームできる。
  3. 2階建て以上の場合、家が平面的でなく、変化がある。
  4. 家の修繕を自分のペースでできる。
  5. 給湯器などの設備を自由に選べる(=結果的に節約できる)。
  6. 玄関のすぐそばに車、自転車を置ける。
  7. 階下に子どもの足音などが響くのを気にしなくてよい。

 小さな1戸建ての大変な所

  1. マンションに比べると冬は寒い(但し、一戸建て=寒い、と決めつけるのは間違いで、断熱によって大きく変わります。同じ木造でも、17年前に建てたわが家と、最近建てた家では暖かさが全く違います)。
  2. 自分で外壁、屋根なども手入れしなければいけない。
  3. 修繕計画を自分で立てなければいけない。
  4. マンションに比べて窓が多いので、掃除が大変。
  5. 将来、売りにくい可能性がある。

思いついたままに書いてみました。

一戸建ての方が資産価値があるとは限らない?

マンションのよい所5について、「一戸建ての方が資産価値がある」とよく言われますが、まわりの例を見ていると、これは地域や広さによると感じます。

だから資産価値という点では考えず、簡単に言えば「マンションがラクそう」と思う人はマンションにした方がいいと思うし、「多少、面倒でも、自分の好きなようにしたい」と思う人は一戸建てを選んだ方がいいというのが私の考えです。

実際、高齢になった実家の親を見ていると、マンションの方がラクだと感じるので、自分が高齢になった時、2階の上り下りがつらい状況になった時は、マンションに移ることもあるかなと思っています。

ただ、高齢になった時のことを想定して、今の楽しさを我慢するのはイヤなので、やはり前にも書いたように、いつでも身軽に動けるようなローンしか組まないこと、が大切なのではないかと思います。

【関連記事】

小さな家に17年住んで感じる“よかったこと” – 小さな家の暮らし方

天窓のおかげで明るい室内
窓が2方向または3方向にしかないマンションに比べ、明るいのが一戸建ての一番の魅力だと思います。