部屋数が少ない…でも何もない部屋が作れる
先月、この家に住んで23周年でした。夫婦2人の事務所兼自宅からスタートして、長男、次男が生まれ、今が一番人もモノも多い状態です。
ブログに何度か書いていることですが、小さな家を「狭いだけの窮屈な家」にしないためには、やはり、あるのが当たり前だと思っているモノ、コトを見直すことが大切だと感じます。
例えばわが家だったら、子ども部屋の広さだったり、食器棚を置かないことだったり、ダイニングセットを置かずにソファ+座卓で過ごしていることなどです。
そして、実は効いているのがベッドを置かないこと。そもそもわが家は夫婦2人ともベッドよりも布団派。特に私は布団の方がよく眠れます。それもあって新築時、和室を作るのは絶対外せない条件でした。
畳でゴロゴロしながらiPadで映画鑑賞
以前から布団派だった私ですが、この家に住んで寝心地以外の布団のメリットに気づきました。それは「収納できること」。当たり前ですが、布団は押入れに収納してしまえば、部屋は何もない状態になります。
わが家の和室は5.2畳。子どもたちが小さい頃はここに親子4人で寝ていましたが、今は夫婦で2枚の布団を敷いて寝ています。
他に家具は置いていないので、布団を仕舞えば唯一、何もない部屋です。洗濯物を干しているのもこの部屋なので、ここでゴロゴロしたり、洗濯物を畳んだりしています。
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リビングから階段5段上がった位置にあり、リビングを見下ろす感じになります。リビングでみんながゴロゴロするとさすがに狭いですが、この部屋があること大きいです。よくフローリング畳の小上がりがあるリビングがありますが、それに近い使い方ができます。そういう意味でも、前回の記事で書いたようにドラマや映画をiPadで見られる生活が合っています。
実は夏は一番涼しく、冬は一番暖かい部屋でもあるので、小さなテーブルを出して仕事したり、子どもが勉強したりすることもあります。
勝間和代さんも布団をオススメしていた!
健康面の理由からベッドにしている場合は難しいかもしれませんが、今は畳めるタイプのマットレスなども充実しているので、いわゆる「ザ・布団」が嫌でも選択肢はいろいろあるのではないでしょうか。
ものを減らした話やダイエットなどの体験談が好きで、経済評論家の勝間和代さんのYouTubeや書籍を時々、チェックしています。最近のYouTubeで、以前の家から半分ぐらいの広さの家に引っ越して気づいたこととして「布団を畳むことでひと部屋増える」「ベッドが当たり前に占有しているけれど、家賃や住宅ローンを考えたら、寝ていない時に畳めばいいだけの話」とおっしゃっていて、とても共感しました。
処分が大変なベッドにはないメリット
布団生活はモノの処分の面でもメリットが大きいです。私が住んでいる地域ではスプリング式のベッドマットレスやソファの処分費用が非常に高く、以前、息子が使っていたベッドを1万5000円近くかけて処分した経験があります。
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また、先日記事にした友人の実家じまいでも、片づけで最もネックになったのはベッドでした。マットレスが不要の畳ベッドでしたが、自分では運べない重さ、車に積めない大きさだったため、結局、業者さんに処分をお願いせざるを得ませんでした。
なので、次男の部屋にベッドを買った時は折り畳みができて、マットレスもスプリングの入っていないものにしました。その点、布団は処分も楽です。
布団は打ち直しして使い続ける
ただ、以前、粗大ゴミで一番多いのは布団というニュースを見たこともあり、へたってしまった布団は買い替えではなく、打ち直しをしています。
私が利用している布団屋さんではシングルサイズの場合、新品購入が13500円に対して、うち直しが8500円でできます。中のワタだけでなく、布地も新しくなり、ふかふかになって帰ってくるので満足度は高いです。これまでに3〜4回利用しています。
送料込みで高めになってしまいますが、ネットで利用できるサービスもたくさんあります。
打ち直しは綿の布団だけでなく、羽毛布団も利用したことがありますが、個人的には綿ほどふかふかに生まれ変わったという喜びはありませんでした。そういう意味でも布団は掛け布団、敷布団共に綿を貫いています。
綿の布団=重いというイメージがありますが、私が利用しているお店では軽めなどにもしてくれるので、子どもが小さい時は軽めをリクエストしていました。今後、年齢的に布団の上げ下ろしがつらくなったら、軽めに変えて行くのもありだと思います。
布団の上げ下ろしは自然に足腰が鍛えられる運動でもあるそうなので、これからも続けていきたいと思っています。
高田織物株式会社さんのものです