最近、家にいる時間が長く、家の中の使いにくいところなどが気になるようになったので、今日は設備で後悔していることについて。
デザイン重視で選んで失敗!?
家を建てた後、失敗や後悔とまでは感じないにしても、「これは付けなくてもよかったな」とか「もっとシンプルな性能でよかった」と感じる部分は何かしらあると思います。
実はわが家の場合、家の造りでそう感じた部分は家を建ててから約8年後にリフォームで解決してしまったので不満はないのですが、設備で失敗と感じるものはあります。
その1つがトイレの手洗い器です。
新築時はトイレのタンクに手洗い器がついているタイプでしたが、トイレが壊れたのを機にタンクレストイレに交換し、手洗い器を付けました。
設計事務所という仕事柄、来客も多いので、風呂場とつながっている洗面所以外に手を洗えるスペースが欲しいと思ったのも理由でした。
それで、写真のコンパクトなものを選んだわけです。後付けだから現状のスペースに合うものを選んだのですが、あまり主張しすぎないものにしたかったし、シンプルなデザインも気に入って選んだので、新築時でも同じものを選んだかもしれません。
手洗い器が失敗だと感じる理由
- 手洗い器のボウルの部分が小さくて手が洗いにくい。
- ボウルが小さいので、掃除がしにくい。
- 大人は水を細く出して手を洗えるけれど、子どもはそんなことを気にしてくれないので、子どもが使った後は床や壁が塗れてしまう。
- ボウルの素材が掃除をしても汚れが落ちにくい。
特に3が大きいです。小学生の次男が使った後が汚いのが気になるようになって、使いにくさを改めて認識しました(笑)。
初めて使う設備こそ慎重に選ぶ
では、なぜ購入する時に気づかなかったのかを考えてみると、キッチンやお風呂、洗面、トイレなどは、実家でも結婚後の賃貸でも(形状は違っても)使ったことがあるのに対して、トイレの手洗い器は使ったことがなかったからではないかと思います。
比較対象がないと「もっとこうしたい」「こういうのは嫌だ」と希望が出にくく、デザインだけで選んでしまいがちです。そういうものこそ、実際に使っている人に意見を聞くといいかもしれません。
ちなみに家づくりのサイトで「トイレの手洗い器は必要ですか?」という質問を見かけますが、これはトイレの使い方、洗面所との関係にもよるので、その家ごとに回答は変わると思います。
今回、言いたいのはあくまでも「手洗い器はボウルがあまりにも小さいと、使いにくいよ」ということです。実際にショールームなどで手を洗う→タオルで拭くという動作を試せると一番いいと思います。