わが家に遊びに来た人から「モノが少ない」と言われます。
元々、持ち物が少ないから小さな家を建てたわけではなく、引っ越して来た時はもっとたくさんのモノがありました。
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引っ越してから家具を手放した
引っ越して来て18年目になりますが、家具だけでも手放したモノがこれだけあります。
・ダイニングセット(椅子4脚用)
・高さ180cmの本棚×2
・デスク用ワゴン
・小さなソファ
・下駄箱
・小さな食器棚(玄関で下駄箱代わりに使っていた)
よくミニマリストの方が“モノを減らして狭い部屋に引っ越せた”なんて言っていますが、わが家の場合は狭小住宅に住んだからこそ、モノを減らすようになったという感じです。
小さな家に住んでみて気づいたこと
なぜ、減らすようになったのか?
実際に住んでみて、“小さな家では目に入るものが多いと、とても気になりやすい”ということ、そして、部屋の壁、隅が見えていると、部屋がすごく広く感じられることに気づいたからです。
部屋がゴチャゴチャしていたら、それだけでただの“小さくて狭い家”になってしまいます。小さくても快適な家を心がけるようになった結果、モノを減らすようになりました。
引っ越してから家族も2人増えたので、当然モノは増えていきます。それに子どもが小さい時は、いつもスッキリなんて無理です…。
でも、広めの家だったら(たぶん)気にならないであろうゴチャゴチャも、小さい家だとすごく気になってイライラしてしまう。だから気持ちよく過ごすためにも、いらないものに目を光らせるようになりました。
“収納がたくさん欲しい人”は小さな家に向かない!?
うちの夫は設計事務所をやっていて、狭小住宅の相談にみえるお客さまも多いのですが、わが家を見学して「自分はこんなにモノを減らせない」と言われることがあります。
小さな家に住むために極限まで減らす必要はありません。実際、うちもとっておきたいモノは残してあります。
でも、割り切りも必要です。モノは絶対減らせない、だから収納をたくさん作りたい…という考えから抜け出せないと、小さな家が、ただの小さくて狭い家になってしまうだけです。その割り切りがどうしてもできないなら、なぜ、小さな家を建てようとしているかを見つめ直した方がよいと思うのです。大切なのは“モノを厳選すること”だと思います。
色々な家具を減らしたのには、もう1つ理由があります。
それはしょっちゅう模様替えをするからです。夫婦とも家で仕事をしているので気分を変えたくなるというのもありますが(笑)、部屋の役割を固定していないというのも理由です。
例えば以前は仕事部屋だった部屋が今は長男の個室になったり、仕事部屋を子ども部屋と兼用にしてみたりと、試行錯誤してきました。大きな家具の移動は大変なので、置き家具は置かずに、DIYで棚を壁に付けて解消しています。
子どもたちが中学生、小学生になり、部屋の使い勝手も悪くなってきたので、この夏も模様替えを予定しています。