きっかけはプラスチックフリーやゼロウェイストを意識したこと
以前から「ティッシュって、使いたい量を調節できなくてもったいないなあ」と思っていました。
例えばしっかり鼻をかみたい時も、ちょっと鼻水を拭きたいだけの時も1枚使うことになります。
元々、なんでもティッシュで拭くということに違和感を感じていました。
だから、わが家では着古した服をカットしてウエスとしてキッチン、洗面所に置いておき、床に何かこぼした時などに使っていたのですが、最近、ウエスを使い切って品切れ状態に。
すると、床に飲み物をこぼした子どもが、ささっとティッシュで拭いていて、軽くショックを受けました(大げさですが)。
そんな中、プラスチックゴミ削減やゼロウェイストについても考えるようになり、いつもチェックしている「プラなし生活」さんの記事で、“ティッシュよりもトイレットペーパーの方が環境に配慮されている商品と言える”とあり、ティッシュをやめることを考えるようになりました。
[参考記事]
トイレットペーパー移行計画
そこで、トイレットぺーパーで鼻をかむのはありか?と、なるべくトイレに入った時に鼻をかむようにしてみたところ、特にかみにくいこともなく、むしろ量(長さ)も調節できていいのではないかと思いました。
トイレットペーパーは鼻が荒れるという心配があったのですが、立て続けに鼻をかむような状況がなかったこともあり、特に感じませんでした。
わが家は親子とも季節性のアレルギー性鼻炎で、季節の変わり目はティッシュの消費量が多い日もあるのですが、1日中鼻水が止まらないような日はティッシュでも鼻がガサガサになります。
むしろ、そういう時はペーパーでかむのではなく、ガーゼハンカチや鼻セレブなどのやわらかい製品を使った方がいいと思っていたので、「トイレットペーパー移行計画」を進めることにしました。
ネックだった“見た目”はグッズで解消!
でも、部屋にティッシュを置くのと、トイレットペーパーを置くのとでは印象が違いすぎます。
そこで「トイレットペーパー ケース」で検索してみたところ、トイレットペーパーをティッシュ代わりに使うためのケースが色々見つかりました。
カゴ素材のものから布、紙、木、プラスチックなど、思っていた以上に充実。ペット用品やキャンプ用品としてもニーズがあるようです。
ただ、いくつかはトイレットペーパーの芯を抜いて使うタイプでした。ふだん利用しているドラッグストアに芯なしタイプが売っていないので、これは却下。
芯を入れて使えるタイプのケースはプラスチック製で“プラスチックフリー”ではありませんが、トイレットペーパーの使いやすさを優先して選びました。
実はこの「トイレットペーパー移行計画」、夫をはじめ、家族が嫌がるかな?と思っていたのですが、このケースとともに提案してみたところ、意外にあっさり認めてもらえました。
使って感じたよい点、欠点
わが家が選んだのは、家の煙突からペーパーを引き出すようになっているケースです。
まず1個使ってみてよかったので、今はリビング、子ども部屋、仕事部屋の3カ所に置いています。ティッシュは車の中でしか使っていません(運転中、サッと引き出せるため)。
ちょうどトイレットペーパーに切り替えたのが、今年2月の下旬頃。その後、新型コロナウィルスにまつわるデマの影響で、トイレットペーパーが買えなくなった時は「せっかく切り替えたのに…」と焦りましたが、ティッシュを使うことなく、トイレットペーパー買い足すことができました。
当分、このスタイルでいこうと思っていますが、ちょっとだけ欠点もあります。
[よい点]
- ティッシュに比べて環境への負担が少ない。
- ちょっとだけ使いたい時も気兼ねなく使える。
- ティッシュ1箱より、トイレットペーパー1巻きの方が長持ち。
- ティッシュより安いので経済的。
- 基本的にトイレットペーパーしか買わなくてよい。
- ティッシュのストックを置く場所が不要。
特に小さな家には6.のメリットが大きいです。
[欠点]
- ミシン目で切る必要があるので、ティッシュのように片手でさっと引っ張り出しにくい。
- お客さんがティッシュを使いたい時に嫌がられる可能性あり。
- 節約目的で使っていないのに、ものすごく節約していると思われそう(笑)。
1.以外は人からどう思われるかを気にしなければいいだけですね。 1.も急いでいる時以外はそんなに気になりません。
以前はティッシュをやめるなんて考えたことがありませんでしたが、ゴミを出さない暮らし、プラスチックを使わない生活を意識すると、まだまだ変えられることがあるのかもしれません。