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[やめたこと]日記とスケジュール帳はもう使わない

ずっと日記をつけていた本当の理由

昔から記録を残しておきたいタイプです。

特に“何をやったか”という日々のできごとを覚えておきたい気持ちが強くて、最近までその日にやったことを数行で書いておく日記をずっとつけていました。

それを読めば仕事を何時間、何日ぐらいかけてやったかも分かるので、昨年受けた案件の依頼が翌年も来た時、締め切り日を提案する場合などに役立っていたのも事実です。

でも、続けていた一番の理由は「今日もこんなに充実していたんだ」とか「家のこと、すごく頑張った」と思いたいから。

実はフリーランスになってからのこうした記録もスキャンしてずっと取ってあって、これって結局は「フリーになって、こんなに頑張ってきた私」を認めてあげたいだけなのだと思います。

フリーランスになって20年以上経ちますが、長年続けてきたこの記録を最近、やめました。

“頑張った事実”を確認する

きっかけはコロナで在宅が続いていた時期、ほとんど片づけに時間を使っていて、日記をずっとつけていなかったことでした。

でも、日記に空白があるのもイヤなタイプ(面倒な性格です…)で、後からまとめて書いたりしたのですが、その時間が結構かかっていました。

そこまでして記録することにこだわる理由って何だろう?と考えた時、「毎日ある程度の時間、仕事をしなきゃいけない」「毎日が充実していなきゃいけない」と思っている自分に気づいたのです。

以前は仕事が忙しすぎて毎日があっという間にすぎているのがイヤで、記録をしていました。そんな時期を経験しているからこそ、最近は時間をムダにしているようでイヤだったのだと思います。

でも、別に毎日フルに頑張らなくても、家事をさぼってしまう日があっても、そもそも仕事をしない日があってもいいじゃないかと思い、“頑張った自分”の記録を残すのをやめようと思ったのです。

人生の折り返し地点を意識

気持ちが変化した理由は他にもあります。

来年50歳になるので、ここ数年「人生の折り返し地点」ということを考えるようになりました。

折り返し地点と言っても、これまでと同じ年数を同じように過ごせるわけではありません。それは80代になって自分のことが徐々にできなくなりつつある母を間近で見ていて強く感じることです。

老後と言うには早いけれど、限りがあることに間違いはなく、そんな日々を「自分はダメだ」「今日もちゃんとできなかった」と思いながら過ごすのはもったいないと思うようになったのです。

過去を振り返らないようにしたい

そんな心境の変化もあり、まず、パソコン上でつけていた数行日記をやめました。そして、日記が書けない時はスケジュール帳にやったことを書いていたので、これもやめることにしました。スケジュールをしっかり書き込むことで満足していた部分もあったので。

来年はもうスケジュール帳は買いません。

ちょうどiPhoneやMacで使える、夫婦で共有できるカレンダーを使い始めたので、予定はそちらに書いています。このカレンダーを見れば家族全員の予定が分かるようになっています。

これは4月から長男が高校生になったことで、小学生の次男が下校後、1人になる時間が増えてしまったために始めました。夕方や土日に1人にならないように、夫婦でお互いの予定を把握することにしたのです。

以前はiPhoneにスケジュールがあると、電話で仕事の依頼が来た時にスケジュールを見られないため、紙のスケジュール帳を使っていましたが、最近は外出も少なく、連絡もほどんどメールやLINEになったのも大きいです。

また体調の変化などの記録はiPhoneの「ヘルスケア」を使っています。

実は“記録グセ”はやったことだけでなく、使ったお金、出かけた場所など色々あります。

昔の通帳もスキャンして取ってあったりして、これも「頑張った自分」を認めてあげたいだけなので、少しずつ処分して過去を振り返らない自分になっていきたいなと思っています。

スケジュール帳
「ほぼ日手帳」など色々使ってきましたが、ここ数年はセリアなど100円ショップの手帳を使っていました