包丁が切れなくてイライラ
普段使っている包丁は、結婚した時に母に持たされたもの、その後自分で購入した包丁、果物ナイフの計3本です。
この包丁がとにかく切れなくなりました。一番感じるのは、鶏肉の皮を切る時。何回も包丁を入れないと切れなくて、朝、お弁当を作る時にイラッとしていました。
まあ、ズボラなので、包丁を使った後、流しに置きっぱなしだったりすることもしょっちゅうで、そりゃあ切れなくなって当然なのですが…。
ふだんのお手入れとしては、年に数える程度、砥石で研ぐぐらい。でも、やはり自己流だからか研いだ後も「すごく切れるようになった」というほどではありませんでした。
そこで、ずっと気になっていた「研ぎ屋さん」に出してみることにしました。
プロに研ぎを依頼することに
調べてみると、研ぎ屋さんにも色々あります。刃物店でやっているもの、スーパーに出張で来ているトラックでやっているもの、個人の研ぎ屋さんが商店街の一角や路上で出店しているものなどなど…。
実家の近所の路上にも昔から時々、研ぎ屋さんが来ていて、ちょうど店を出していたので聞いてみたところ、しばらく預かりになってしまうとのこと。最終的に3本すべて研ぎたかったので、時間がかかると判断して違う店を探すことにしました。
そして、インターネットで検索して見つけたのが、店舗も構えている研ぎ屋さん。それまで調べた店は、研ぎ代がだいたい1本2000円だったのに、ここは1本800円前後(大きさによる)と安く、問い合わせると空いている時間帯なら1時間ぐらいで3本やってもらえるということでした。
こういう時、他より安すぎて心配だからやめる、という考え方もありますが、私は直感でよさそうと思ったことは、身体に関係のない限り、とりあえず試してみます。
その店は市外で家からも遠かったのですが、なじみのある地域だったので早速、行ってきました。
包丁の買い替え時は?
どうせ行くならと、使っていなくて錆びてしまった出刃包丁、切りにくい洋裁ばさみも出してみました。
約1時間後、受け取りに行くと、包丁を研いでくれるだけでなく、柄の部分も削って、ニスを塗って綺麗にしてくれていました。
洋裁ばさみだけはあまり切れ味が変わらなかったのですが、これは刃が曲がってしまっているからだということでした。
今回、包丁は2本出したのですが、お店の方曰く、2本を順番に使うのではなく、一本を使い続けて切れ味が悪くなったら、2本目を使い始める方がいいそうです。切れ味の悪くなった1本目は、にんじんなど固いものを切るのに使えばいいとのこと。
そして、買い替え時を聞いてみたところ、買い換える必要はなく、包丁をずっと研ぎ続けていけば、果物ナイフのような幅になるまで使えるそうです。つまり刃を研げる限り使えるということですね。
また、この店は大まかに機械で研いだ後、手で研ぐ店だったのですが、長く使いたいのであればすべて機械研ぎの店はやめたほうがいいという考えでした。
包丁を研いだことによる意外な変化
早速、帰って使ってみるとあんなに切りにくかった鶏肉の皮も切りやすくなってました。しかも、今まではいつもつながっていたキュウリもきれいにスライスできて、包丁のせいだと気づきました。
研いでみて分かったのですが、包丁が切りやすくなったことで気分がいいだけでなく、調理にかかる時間も短くなったのが発見でした。道具って大事ですね。
そして、一番の変化はこの切れ味を維持したいからとすぐに洗って乾かすようなってことです(まあ当たり前のことなんですが…)。
次に研ぐ目安は半年後が理想ということなので定期的に手入れしていきたいと思います。