狭小住宅のエアコンの数
毎日、異常な暑さですね…。わが家は2階にキッチン、リビングなどがあるので、夏は暑いです。こう言うと「やっぱり2階リビングはやめたほうがいい?」と思われてしまうかもしれませんが、冬の暖かさやふだんの明るさを考えるとそうは言い切れない。夏の異様に暑い時期だけなんですよね、大変なのは…。
とはいえ、今年の夏の暑さは異常です(ここ数年、毎年言っている気もしますが)。この家に引っ越してきた20数年前は子どもがいなかったこともあり、エアコンは仕事部屋(現在の長男の部屋)1台のみでした。
実際、当時は日中、仕事している時だけエアコンを使えば、朝夕はいい風が入ってきて2階でもエアコンなしで暮らせていました。元々、エアコンがあまり好きではなかったのもあります。
その後、長男が生まれて2階(リビングから少し上がった2.5階)にある和室にエアコンを付けましたが、数年前まではよほど暑い日以外、夜はエアコンなしで寝ていられたのです。
2階リビング、キッチンにはエアコンがなく、接している和室からの冷気でカバーできていたのですが、ここ数年の暑さで、それでは足りないと感じることが増えてきました。
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エアコン設置工事が大変な理由
本題はここから。中3次男の部屋はキッチンに接した3畳の部屋。以前、紹介した時はベッドを置いていたのですが、本人が部屋で部活のトレーニングをしたいということで布団になりました。
ちなみにベッドは以前、捨てるのが大変だったことから、折りたためるものを買っていたので、部屋の端に収納しています。
このように3畳でも広さはどうにかなっているのですが、問題はエアコンがないこと。―昨年から本格的にこの部屋を使うようになり、確かに暑さは問題にはなっていました。でも、部屋にいないことも多く、勉強もテスト前ぐらいしかやらないので「エアコンつけたほうがいいかねえ」なんて話しているうちに涼しい季節になる、というパターンでした。
ところが今年は受験生。しかも塾に行かずに受験にチャレンジしたいと言って、部活を引退してからは1日家にいる生活に。当然、部屋にいる時間が長くなったところに、今年の暑さが…(しかも次男はわが家で一番の暑がり)。
では、エアコンを設置すれば解決…かというと簡単でないのが悩みどころです。まず、この部屋にはエアコンを設置する想定じゃなかったので、ホースのために壁に穴を開けなきゃいけません。
そのためには家の外側から工事が必要ですが、壁から隣家との境界まではものすごく狭く、脚立を立てるのが厳しい。
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さらにエアコン専用の電源が付いていないため、知り合いの電気工事屋さんに相談したところ、もしかしたら通常のコンセントで行けるかもしれないけれど、使ってみないとわからないとのこと。
こんな状況でエアコン設置工事をしてもらえるのか?という点も後回しにしてきた理由でした。
でも、さすがに暑さに耐えかねて、ホームセンターに相談したところ、上記のような事前工事が必要な場合、まずは現場調査が必要とのこと。その調査に来てもらうまでに2週間かかるということであきらめました。
3畳ゆえに難しいエアコン問題
実は一番の問題は3畳しかないので、普通のエアコンではスペックオーバーだということ。要は冷えすぎてしまうのです。
小さな部屋用のエアコンで検索すると、スポットクーラーや移動式エアコンなどの商品が出てきます。実は3年前、納戸をオンライン会議のための仕事部屋に変更した時に、それこそ暑くて耐えられずにそうした商品を購入しました。
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…が、冷たい風は出てくるのですが、部屋が冷えるわけではなく、風の音もうるさくて結局、使わなくなってしまったのでした。だから、そういう商品は選択肢には入れていません。
エアコンのない子ども部屋の対策
対策として和室のエアコンから換気扇(エアパス換気扇)で次男の部屋に風を送れるようにしました。
初めは気温が35℃超えるような日はもの足りない感じでしたが、夫が試行錯誤してくれて効率よく冷気を送れるようにしたところ、他の部屋よりも涼しいぐらいまでになりました。
難点は換気扇の音がうるさいこと、次男の部屋を冷やすためには和室の温度をかなり下げなければいけないことです。でも、エアコンを2台設置するのに比べたら、電気代、エアコン代などの効率はよいのでそこは我慢できる範囲だと思っています。
わが家は5歳差の兄弟。大学2年生の長男が大学卒業後ひとり暮らししたいと言っているため、あと2年で長男の部屋を次男が使える可能性があります。また、長男は大学生になってからバイトなどで家にいないことが多いため、日中は兄の部屋を借りたりできています。この状況も実はエアコン設置に踏み切れなかった理由だったりします。あとはリビングで勉強したり、次男が気分で場所を変えるタイプなのも大きいです(笑)。
子ども部屋は3畳の部屋で十分、という考えは変わらないのですが、今後、狭小住宅を建てられる場合、小さな部屋のエアコン設置以外の方法も考えておくといいかもしれません。