叱る前に“できない理由”に着目
インフルエンザに続き、コロナウィルスの対策で、子どもが帰ってくると「手洗った?」と確認するのがお約束になっています…。
以前はバータイプのタオルかけを使っていたのですが、子どもが使った後、タオルがぐちゃぐちゃのままバーの端に寄っていたり、ひどい時は床に落ちたままだったりして、それがストレスになっていました。
タオル1つとってもそんなふうなので、子どもがいると「片づけなさい」「戻しなさい」ばかり言ってしまいがちです。
でも、ある時、何かの本か記事で「子どもが片づけられないことを叱る前に、そうできないしくみを見直すべき」というような言葉を見つけて、「確かに!」と納得しました。
その考え方が、子どものランドセル置き場や洋服を入れる収納に役立っています。
タオル用でないものを活用
そこで、タオルかけはバータイプをやめて、クリップで挟み、吸盤でつけるタイプのものを使うようにしました。
元々、これはタオル用に買ったものではなかったのですが、クリップの挟む力が強いので使ってみたところ、わが家のタオルかけとして定着しています。
・タオルかけに手を伸ばして拭きたい。
・いちいちタオルをかけ直すのは面倒。
という子どもの(無意識の)ニーズに合っていたのだと思います。
また「タオルは、タオルかけにピシッとかかっているもの」という常識を捨てたことも大きかったと思います(大げさですが…)。
たまに吸盤が外れて床にクリップがついたままのタオルが落ちてしまったりしますが、ストレスはほぼありません。
タオルをかける=市販のタオルかけを使うという考えをやめたように、家で使うものは「これが常識」「こうあるべき」を捨ててみると、意外に使いやすいものが見つかる気がします。