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【教育費】わが家が塾や習い事にお金をかけない理由

前向きな意味で「教育費はかけない」

子どもは教育費がかかる、教育費がかかるから子どもは○人でいい…私も以前はそう思っていました。

長男がこの春から高校3年、次男が中学生に成長して思うのは、教育費は「かかる」というより、「かけようと思えば、いくらでもかかる」というのが本当のところではないかということです。

でも、私は「かけられないから、かけない」のではなく、前向きな意味で「かけずに育てたい」と思ってきました。

もちろん、かけないとっても全くかからないわけではないし、かけない=放置ではありません。子どものタイプにもよると思います。自分からいろいろなことをやってみたい、と思うタイプの子もいるからです。

ただ、うちの息子たちは「習い事をするより、放課後は友達と遊びたい」というのがはっきりしていました。

また、「子どもが知っている世界は狭いので、色々な可能性を引き出すために、親が習い事を勧めてあげる」という考え方もあるでしょう。私もそう思っていた時期があり、「この子に合いそうだな」と思うものは勧めて体験させたこともありましたが、2人とも体験によってむしろそれが嫌いになりそうだったので、勧めなくなりました。

そして、親が知っている習い事や口コミで聞いた習い事も、結局は親自身の興味ある範囲になってしまうので、実は大して幅が広くないのではないかと思っています。

子どもなりにも色々感じている

ちなみに習い事を一切やってこなかったわけではなく、小学校時代、長男は低学年でスイミング、高学年でテニス、次男は2年生からずっと英語(継続中)をやっています。

こう書くと長男が活発に見えるのですが、実は活発で運動も得意なのは次男だったりします。長男は泳ぎが苦手で、保育園時代の仲の良いお友達2人がスイミングを始めるときに誘われ、「○○ちゃんもいるなら」というのがきっかけでした。

テニスも保育園の友達に誘われたのがきっかけです。これは私の想像ですが、高学年になりスポーツをやっている子ばかりになり、「何かやったほうがいい」と考えたのでしょう。さらに彼にとっては「何をやるか」よりも「誰とやるか」が動機として重要なのだと思います。

そんな姿を見ていると、一見、色々なことに興味を示さないようで、子どもなりにも学校生活や友達づきあいをする中で「これはやっておいた方がいいな」「できるようになっておきたい」と感じているのだろうなと。だから、親が一生懸命になって勧めなくても、自分で見つけて選ぶ力を持っていると思うのです。

面白いのは、結局、スイミングはイヤイヤ通い、25m泳げるようになったらすぐにやめてしまったのものの、その後、学校の授業で50m泳げるようになり、体育の授業では水泳が一番好きになったことです。小さい頃から始めたほうがいいと考えがちですが、息子にとってはこのタイミングが始めるタイミングだったのだと思っています。

わが家の習い事費用

次男の英語は友達がやっていたのがきっかけで「やりたい」とずっと言うので、軽い気持ちでやらせてみました。

長男の経験があったので、続かなければやめればいいぐらいの気持ちだったのですが、こちらはハマったようで、欠席も宿題忘れもなく、まじめに続けています。そんな子どもたちの姿を見て感じるのは、子どもがやりたいと思って始めることが一番強いということです。

ちなみにテニスはいわゆるテニススクールではなく、地域のコーチや保護者による運営で費用も月2000円程度。英語も公民館を借りてやっている個人教室で、お月謝は月1回で4500円程度です。スイミングだけが一般的なスクールで、月9000円ぐらいでした。

なので、兄弟2人でも、習い事代が月に1万円超えたことはありません。

習うよりもしてほしい経験とは?

習い事を積極的にさせないもう1つの理由に「何かを始めようと思った時、すぐ人から習おうと受け身になるのではなく、まず試行錯誤してみる経験が大切」と考えていることがあります。

元々、夫がこういう考え方で、何でも自分で調べてやってみるタイプ。習い事もやったことがないそうです。

個人的には英語も小さい頃から学ばなくてもいいと思っていて、それは本当に話せるようになりたいと思ったときに短期留学して話せるようになった人や、留学経験なしで話せる友人を見ているからです。

今はインターネットなどで調べることができますし、実際、次男も興味を持った消しゴムはんこなどは自分で調べて道具を揃えて、せっせと作品を作っています。

以前は「ピアノを習いたい」と言い出し、確かに音楽が好きそうだから本当に習いたいのかな?と思っていたところ、自分で家にあったキーボードにシールを貼って練習を始めました。こちらはすぐに飽きてしまいましたが(笑)、これを続けて自分ではもうやりようがなくなったときに初めて習うほうが伸びると思っています。

そうやって「自分でものにしていく経験」はとても大切だと思うし、これは勉強、塾に対しても同じように考えています。このことについては改めて書くつもりです。

シールを貼ったキーボード
次男が小5の時に「ピアノを習いたい」と言って使い始めたキーボード。
YouTubeをみながらヒゲダンことOfficial髭男dismの曲を練習したときのもの。