夫婦で在宅勤務19年目
新型コロナウイルス対策で多くの会社がテレワークを導入しましたが、緊急事態宣言解除後も在宅メインの働き方を続ける企業だけでなく、これを機にオフィスをなくしてしまう会社もあるというニュースを見ました。
わが家は1人で設計事務所をやっている夫とフリーランスで原稿を書く仕事を請け負っている私、夫婦どちらも在宅勤務です。
自宅で仕事をしているライターは多いですが、設計事務所を自宅でやっている人はあまり聞きません(1階が独立した事務所になっているケース以外)。
実際、子どもが小さい時は、建主さんとの打ち合せ中に「まだ帰んないの〜?」と言ってヒヤヒヤしたり、週末に打ち合せが家であると家事ができなかったりするのが悩みでした。
でも事務所の家賃のためにさらに仕事を増やしたくないという思いから、結局、このスタイルで19年目になりましたが、これでよかったと思います。
子どもたちにガマンさせてしまうこともあったと思いますが、建主さんと家族ぐるみのおつき合いが続いたり、親の仕事を間近で見せられたりできたのは、家で仕事をしてきたからこそです。
ワークスペースが7畳から3畳に
ちなみに家の間取りは3LK(ダイニングスペースがない)。
内訳は
リビング:約9畳
個室:約7畳、約3畳
和室:約5畳
です。
この家に住み始めてから昨年までの約18年間、7畳の部屋にデスクを並べて夫婦2人の仕事部屋にしてきました。
でも昨年、ついに子どもたちに部屋を明け渡し(笑)、3畳の部屋で2人のデスクを置いて仕事しています。基本的に作業はノートパソコンをモニターにつないで行います。
ちゃんとした広めの個室(わが家にとっては)と、狭い部屋両方で仕事をしてみて気づいたことを書いてみます。
部屋の広さに合わせて変えた方がいいこと
まず、狭小住宅でも仕事スペースを確保するためには、“デスクはこのサイズが必要”と決めつけないことだと思います。
そう思うのは、仕事部屋が狭くなって、デスクも小さくした経験からです。
部屋が狭くなってからも120×60cmの天板のものを使っていましたが、90×45cmにしました。
これは部屋が狭いために、夫が私の椅子の後ろを通る時、前に詰めなければいけない煩わしさがあったから。
そして、デスクの上がすぐゴチャゴチャしまうからです。すぐ仕事に取りかかれないため、最小限の大きさにしてみたというわけです。
やってみたら、必要なものしか置かないので、仕事する前に机の上を片づける手間はなくなりました。
仕事の内容にもよると思いますが、こんなふうにメリットもあるので、デスクの大きさを小さくしてみるのもありだと思います。
ちなみに書類を広げるような時は、リビングにノートパソコンを持って移動しています。
②に続きます。