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[服の買い物の失敗を減らす]手放す中で気づいた4つのこと

分析が失敗を減らすことにつながる

洋服を10年近くかけて減らした記事はいつもよりも多くの方に読んでいただいたようで、うれしく思っています。

洋服をはじめ、バッグや靴も減らす中で、ただ手放すのではなく、基本、衝動買いをしない自分がなぜこの服を着なくなってしまったのか、そもそもどうして買おうと思ったのかを、きちんと分析するようにしました。

それによって徐々に買い物の失敗が減り、結果的に服やバッグを減らすことにつながりました。

自分が気づいたことを書いてみます。

[気づいたこと1]あの人がオススメしていても自分に合うわけではない

雑誌などの特集で、モデルさんや人気スタイリストさんが愛用品を紹介する記事(タイアップ広告ではなく)ってありますよね?

昔からそういう記事が好きで、同じモノを買ってみたこともあったし、新しいブランドを知るきっかけにもなりました。

ファッション関係に限らず、キッチン用品などを買う時の参考にしていました。

もちろん、実際に買ってみてよかったモノもあったのですが、例えばニットで「毛玉ができにくく、10年以上愛用しています」なんて書いてあっても、毛玉ができたり、必ずしも書いてある通りのモノじゃなかったりということが多かったです。

これはその方がウソを書いているということではなくて、使う頻度もお手入れの仕方も違うからだと思います。

「これ1枚あればキマる」なんていうコメントも同じで、そもそもスタイルも違うし(笑)、合わせる服も持っている服の量も違うわけですから、「自分もこれ1枚買えば安心」と解釈するのは間違いだなと気づきました。

できるだけ失敗したくないから、そういう“お墨付き”のモノを買おうと思っていたのかもしれません。

最近だと、人気ブログにもそういうオススメ商品の記事が多いですが、メリットだけでなく、デメリットを書いてあるものをなるべく参考にしています。

また、心構えとして、あくまでも「いいみたいだから試しに買ってみる」ぐらいの気持ちで買うようにしています。

[気づいたこと2]服に“一生モノ”はない

[1]と似ているのですが、“一生モノ”とか“いいものを長く”という言葉に弱いです。

モノを大切に長く使いたいという気持ちがあるので、コートやジャケット、白シャツなど、定番の型のものはいいものを買った方がいいと思っていた時期がありました。

でも、定番のモノでもシルエットが年々タイトになったりして、ずっと同じ型ではありません。

だからといって昔、買ったトレンチコートをかっこよく着こなせるほど、おしゃれじゃないわけです。

また、定番の白シャツなどの場合、形の変化は少ないのですが、襟汚れや襟や袖口の擦れなどが出てきます。

例えば高価なブランドの白シャツを着続けるよりも、新しいものを着た方が気持ちもパリッとします。

コートやジャケットも結構汚れるので、今年限りのものは買わないけれど、ずっと着続けるとは考えないようになりました。

今は“服は一生モノではなく、消耗品”だと考えています。

[気づいたこと3]欲しかったのは“モノ”じゃなかった

よくネットの記事などで、SNSで他人のプライベートを見て嫉妬、なんて話題がありますが、ふだん人と比較しないタイプの自分はそういうものと無縁だと思っていました。

でも、洋服やバッグを手放していく中で、自分にもそんな面があったことに気づかされました。

まだ、SNS初期の頃で、友人が「誕生日、私がお店で見ていたのを覚えてくれていて、ダンナさんが(ブランドものの)バッグをプレゼントしてくれました」というようなことを書いていたのです。

わが家はずっと共働きということもあり、夫に「欲しいモノを買ってもらう」ということはありません。本当に欲しいモノはお互いに許可を得て買うという感じなので、きっと買ってもらったことではなく、「サプライズ」がうらやましかったのだと思います。

その手放したバッグはブランドものではありませんでしたが、買った時、心のどこかに「欲しいモノは自分で買えるし!」という負けたくないみたいな気持ちがあったことを思い出し、正直に認めることにしました。

本当に欲しくて買ったものじゃなかったせいか、そのバッグは出番も少なかったです(笑)。

また、バッグを見るたびにそのことを思い出してしまうので、潔く手放しました。見てマイナスの感情が生まれるものは手放す、も決めていることです。

[気づいたこと4]試着が甘かった

洋服を買う時は必ず試着をしますが、ただ着るだけではなく、腕を上げてみたり、前かがみになってみたり、しゃがむ・立つをくり返してみたり、色々と体を動かしています。

これはデザインが気に入っていたのに着なくなった理由に、試着をもっと慎重にすれば防げたことが多いからです。

着なくなった理由]

  • 脇の開きが大きくて、腕を上げた時に下着が見える。
  • Vネックなど、かがんだ時に下着が見えやすい。
  • かがむとウエストから下着が見えやすい。
  • 下着の線が出やすい。

これまで洋服の買い物の失敗は、アウトレットやバーゲンで買ったモノが多いと感じていたのですが、これは売り切れてしまうという心配に加え、次の人が待っていることが多く、試着をゆっくりできないことも関係あると思います。

お店の人にやたらと話しかけられるのは苦手ですが、できる限り空いている時間帯にじっくり買うようにしています。

チェックのマフラー
ある“一生モノ”といわれているブランドだと勘違いして買ってしまったストールですが、肌触りがよくて大のお気に入りに。
世の中の評価重視で買い物するのをやめるきっかけになりました