スポンサーリンク

【あるものでまかなう生活】“買わないでよい方法”を考えてみる<カーテン編>

2つの窓にはブラインドをつけなかった理由

あるものでどうにか乗り切ってしまう=あるものでまかなう生活、継続中です。考えてみたら、家の中のものも「買わずに済む方法を考える」「あるもので代用できないか考えてみる」を実践していることに気づきました。

といっても「牛乳パックを(むきだしで)収納ボックスにする」のようなインテリア的にも気分が下がってしまう方法ではなく、むしろ「むしろ、こっちの方がいいよね」と思えることを大切にしています。

わが家では、その代表格がカーテンです。いくつかの窓には木製のブラインドを使っていますが、リビング、キッチンの2つの小さな窓には、入居当時からブラインドもカーテンもつけませんでした。

この2つの窓は隣家から離れていることもあり、カーテンで隠しておきたくないと思ったからです。木製の窓枠が気に入っていて、それを隠したくないというのもありました。

さらにブラインドをつけると、開けた状態の時、畳んだ羽の重なりによる「たたみ込み寸法」の分、窓が狭く見えるというのも理由です。

そこで、布の上部を筒状に塗って突っ張り棒を通したものをつけました。開けておきたい時は布をくるくると棒に巻いておくので、窓が隠れることもありません。半分だけ布で隠したい時は、木の洗濯ばさみで留めています。

縦長窓 手作り布ブラインド
こんなふうにクリップや洗濯ばさみで留めています

お金もかからない“なんちゃってブラインド”

入居後、9年でリノベーションした際、吹き抜けを2階リビングの床にしてしまいました。

吹き抜けにははめごろし(開閉できない)の窓があったのですが、この窓を開閉できるようにしました。

「カーテンとかブラインドって、この程度でいいんじゃない?」と思えていたので、この窓のカーテンはさらにバージョンアップ(バージョンダウン?)。

家にあった木のを2本用意して、窓より少し大きめに切った布の上下に置きます。そして、タッカーで布を留めただけです。開ける時はくるくると上の棒に巻き付けます。

布を木に巻いたところ
こんな感じに棒に巻きつけて長さを調節

この「なんちゃってブラインド」は、上下に開く縦長の窓だからできる方法ではありますが、わが家的にはこれで十分だと思っています。

びっくりしたのが、以前、設計を依頼されたお客さまが、同じタイプの窓用に布製ラインドを探していて、「こんな感じがいいのですが」と、棒に布に巻き付けたものを指さされたことです。

「えーっ、これ作ったやつですよ」と成り立ちをお見せしたら驚いていましたが、ちゃんとしたものに見えて、しかも欲しいと言われたのがうれしかったです。

キッチンクロスをカーテンがわりに

そして、最近、新たななんちゃってカーテンが誕生しました。物置だった納戸を仕事部屋のした話を書きましたが、この部屋の窓は外からはみえない霞ガラスになっています。

なので、元々、ブラインドなどはつけていなかったのですが、西日が強いため、午後の数時間、日差しを遮りたいのです。

そこで、窓を眺めていて思いついたのが、キッチンクロスを使うこと。棒、セリアのカーテンクリップを使い、キッチンクロスを吊るしただけです。

特にこの部屋はコロナが収まった後、ずっと私の仕事部屋のままなのか分からないので、お金をかけたくないという気持ちもありました。

このクロスの柄がとても気に入っていたものの、厚手で使い道がなかったので、思わぬ活躍の場ができました。

そもそもカーテンとかブラインドって思っている以上に費用がかかり、土地建物にお金がかかった後は痛い出費なので、気に入ったものが見つかるまで「なんちゃってカーテン」で済ますという方法もアリだと思います。

大切なのは「まず、なくてもいい方法を考えてみる」「必要かどうか疑ってみる」こと。それが無駄なものを増やさない、お金をかけないことにつながりますし、買う以上に満足度の高いものになったりします。

キッチンクロスのカーテン
仕事部屋の窓。キッチンクロスのサイズがぴったりでした