ミニマリストの書籍やブログ記事を読むのが好きです。
特に「必要と思われているけれど、実際にはなくてもよかったモノ」は参考にしていて、自分でも色々取り入れてきました。
そういう“普通”を疑ってみることが、持たない暮らしをできるか、できないかを分けるんじゃないかなと思います。
そこで「一般的にはあるのが普通だけど、わが家にないもの」を挙げてみました。
炊飯器
手放したのはもう20年以上も前のこと。結婚直後からありません。
最初は夫がひとり暮らししていた時に使っていた炊飯器があったのですが、結婚祝いにもらったビタクラフトのレシピ本にご飯の炊き方が載っていて、やってみたらこれが美味しい!
一見、手間がかかるようで、浸水(15〜30分ぐらい)、加熱〜吹きこぼれるまで(10分ぐらい)、吹きこぼれたら弱火(10分)と、炊き上がる時間も炊飯器と変わらないのです。
以前は小さな鍋で3合炊いていましたが、最近は足りなくなったので、大きなビタクラフトで5合炊いています。
その後、夫の入院時に子どもだけで留守番させた時のために、実家で使っていなかった炊飯器を借りていましたが、ご飯が美味しくなくてすぐ使わなくなりました。
最新の炊飯器なら美味しく炊けると思いますが、高価だし、場所をとるし、やっぱりいらないなと。
実はご飯の美味しさを決めるのは、お米の違いより、炊き方の違いだというのが、長年、鍋で炊いてきたわが家の結論です。
電気ポット
仕事中、よくコーヒーを飲むので、何も考えずに電気ポットを使っていた時期がありました。でも、電気代がかかることを知り、保温ポット(魔法瓶)を使うようになりました。
その後「電気がなくても、人は死なない。」(現在は絶版)という本で「すべての家庭が電気ポットをやめれば、原発が3基止められる」と知って、ずっと保温ポットを使おうと決めました。
今は「Helios(ヘリオス)」のポットを使っています。
洗い桶
これは確か料理研究家の方のエッセイに「洗い桶は使わない」と書かれていて、「確かにいらないかも」と思ってやめてみたものです。
食器のつけおき洗いのために必要だと思っていましたが、洗うお鍋に浸けておけばいいので、なくても平気でした。
ふきんを洗う時は柳宗理の大きめボウルを使ってます。
水切りカゴ
以前は使っていましたが、ミニマリストの暮らしを参考にやめてみました。
調理スペースが広くなるのがいいです。今はミーレの食洗機をカゴ代わり使っています。
マット類(トイレ、キッチンなど)
これもミニマリストの情報を見てやめてみたものです。確かに汚れたらすぐ拭く方がいいと納得して、何も敷かなくなりました。
すぐ拭くために古くなった洋服を小さくカットしたウエスを洗面所とキッチンに置いています。
今使っているのはお風呂上がりに使う足拭きマットだけですが、イマイチ満足していないので、すべて小さいサイズのバスタオルにしてしまおうかと思案中です。
ティッシュペーパー
以前、記事にしたように、今年からティッシュをやめてトイレットペーパーにしました。在庫のスペースがいらなくなり、ストックの確認もトイレットペーパーだけでよくなったのがメリットです。
ソファ、ダイニングセット
この家に引っ越してきてから徐々に家具を減らしてきて、結婚当時に買ったダイニングセットは親戚にもらってもらい、ソファはリサイクルショップで手放しました。
食事をするのはDIYで天板に脚をつけた座卓です。わが家にあるテーブル類は、仕事机や子どもの机などすべて天板+脚で作ったものばかり。
最近はソファの代わりにビーズクッションのような座イス「tetra」を買い、気に入って使っています。
食器棚
食器棚は結婚した時に買ったとても思い入れのあるものでしたが、リビングの狭さを解消したいのと地震対策で、新築後、9年後に実施したリノベーションの際にやめました。
食器やキッチンツールを減らして、キッチンのキャビネットやカウンター下の棚に収めています。
いらなくなった食器棚ですが、処分せずに玄関の収納として使っています。最近の大片づけによって玄関の収納としても余るようになってきたので、いずれ手放そうかなと思っています。
やはり大きな家具は手放すのも簡単ではないので、簡単に買ってはいけないですね。今さらながら結婚当時、住んでいた狭い公団住宅にこの食器棚を置くのは大き過ぎると思わなかったのが不思議です(笑)。
テレビ台
リノベーションの際、テレビを壁掛けにしたことで、テレビやハードディスクレコーダーを置くテレビ台が不要になりました。
レコーダーは1フロア下の部屋の壁に作った棚に置き、床下に配線をしてテレビと繋いでいます。
テレビ台がないということが、狭いリビングをスッキリ見せるのに一番影響していると思います。
[番外編]以前はなかったけれど、仕方なく買ったもの
結婚当初に買ったオーブン付きレンジが壊れてしまった後、2年ぐらい電子レンジなしで過ごしていました。
このオーブン付きレンジを使ってみて、レンジとオーブンを兼ね備えたものって、どちらの機能も中途半端だなと。今度、買うならレンジ、オーブン別々に買おうと決め、実際にデロンギのオーブンを買いました。
あと、レンジで加熱し過ぎた食べ物が炭みたいになってしまい、果たしてレンジで温めた食べ物を食べていていいんだろうか?なんて思ってしまったのも、やめたきっかけの1つです。
レンジがなくて困るのは、総菜などを買ってきた時の温め直しぐらいで、ない時期は買ったお店のイートインコーナーにあるレンジで温めてから帰ったりしていました。
その時期、ご飯の温めに購入したのがせいろです。
これが本当においしくて、レンジで温めたのとは全然違います。硬くなったご飯もせいろで蒸せば、本当にふっくらやわらかくなるのです。
その後、夫の長期入院の際、当時、中学生、小学生の子どもたちが留守番している時に火を使わせたくなかったことから電子レンジを購入しました。
お弁当や冷凍食品の温めには便利ですが、今もご飯や中華まん、しゅうまいの温めは、面倒でもせいろでやっています。